読書 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした

エンデの「モモ」を読んだら、時間泥棒に同情してしまった

こんにちは、槙です。

クーラーが必要な時期になって、私の生活スタイルは冬のそれとほとんど同じ状態になりました。
参考:セミリタイア生活、ここ最近の生活はこんな感じ(冬)

そして図書館に入り浸り、あれこれと乱読しているわけですが、昨日は児童文学の傑作ミヒャエル・エンデ著「モモ」を読みました。



いや〜、長い間サラリーマンやってたせいか、悪役である時間泥棒、灰色の男たちにすごくシンパシーを感じてしまいました。

主人公のモモに秘密を知られたあげく、彼女を逃してしまうという失態に際し、「11章 わるものが危機の打開に頭を絞るとき…」では、灰色の男たちが集まって打開策を話し合うのですが、それがまさしく会社の会議っぽい!すごく人間臭いんですよね〜

クライマックスに向けて、灰色の男たちの弱点なんかも晒されるわけですが、それが思った以上に酷い!そんな簡単に消えてしまうのかよ、お前たち!とその存在の儚さに悲しくなるほどです…

そして児童文学らしく、彼らはあっけなく全滅してしまうわけです。(つД`)ノ


しかし、もともとは時間を大切にしない人間たちの生活が、灰色の男たちを生むきっかけになったことを考えると、もう少し違った展開があってもいいのに…といくつか妄想してしまいました。

彼らは人間たちに対し「時間を貯蓄すれば、あとで利息つけて返すよ」と騙して、人間たちの時間を盗みとり、彼らが生きるためのエネルギーに変えるわけですが、現代の人間の生活を鑑みれば、喜んで差し出すような時間があるんじゃないですかね?

例えば、満員電車の通勤時間。
ほとんど全ての人にとってあの時間は苦痛でしかないはずです!
そういう時間であれば、返って時間泥棒にあげてしまった方が良いんじゃないかな? 何せ主観的には、電車に乗ったと思ったらもう着いてる、という状態になるわけですから。
それに時間をあげてしまえば、痴漢をすることも不可能です。ならばそれを証明することで痴漢冤罪を防ぐ方法になるかもしれません。

他にも、サービス残業の時間なんかは交渉の余地がありそうです。
灰色の男たちは優れた洗脳家でもあるので、明らかに無駄な作業(会議や役員報告のための資料作りなど)を止める方向に会社のお偉いさんたちをそそのかしてくれるのであれば、その後浮いた時間の半分くらいなら渡しても良いんじゃないでしょうか?(もちろん一生ではなくある一定の期間ですが)
結果として、徒労感のある仕事が一掃されるのであれば、悪くない取引だと思うんですけどね…


そんな風に「人間と灰色の男たちの共存共栄社会を妄想してしまいました」というのが、児童文学「モモ」を読んだ40代(元)サラリーマンの読書感想です。
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高校日本史の教科書で、中世までの歴史を知る

こんにちは、槙です。



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上記ツイートをしてからちょこちょこと図書館に通い、ようやく江戸幕府成立までの大まかな流れを知ることができました!
そして私自身、日本史は漠然としか把握していなかったことを、つくづく思い知らされました(><)

特に理解していなかったところはこのふたつ…

・鎌倉幕府を打ち立てたのは源頼朝だったのに、いつの間にか北条家が治めていた理由

・室町幕府成立の過程


平安→鎌倉は源平合戦で、戦国→江戸は様々な戦国武将の話で補完できていたのですが、その間はさっぱりでした(笑)

しかしっ、今回の自習(?)でバッチリです!
特に鎌倉幕府の終わりから室町幕府(南北朝時代)に活躍した後醍醐天皇と名和長年の話を理解できたのは大きいですね。

実はこの二人の名前は鳥取県でそこそこ有名です。

桜で有名な船上山(琴浦町)のことを調べると「隠岐から脱出した後醍醐天皇を名和長年が助けて、鎌倉幕府の軍と合戦した」というようも出てきますしね。

でも日本中世の歴史を把握していなかった頃は「それ誰?」と言う感じでした。かろうじて後醍醐天皇の名前は聞き覚えがあるくらい?

今回ようやくそれがわかりました。鎌倉幕府を倒した後、いっとき天皇中心の政治体制に戻そうとして失敗し、南北朝時代を招いた人だったんですね。(南北朝時代のことも覚えてなかったです…)

実際その頃の歴史で覚えていたのは、室町幕府を開いた足利尊氏と金閣寺を建てた足利義満、あと銀閣寺を建てた足利義政。これくらいでしょうか…

今改めてググってみると「太平記」がこの頃の軍記物としては有名で、NHKの大河ドラマにもなってたんですね。
1991年だから大学生の頃か… ま、理系大学生が見てるわけがない。


船上山における合戦のことをもうちょっと知りたいな〜、と調べてみたら名和長年戦記というサイトがありました。
サイトデザインは歴史を感じさせますが、情報がうまく整理されていてとてもわかりやすかったです。

どんな人が書いているのかな?と思ったら、なんとTwitterで相互フォローしている筑後守さん(@tikugokanri)のサイトでした。
インターネットの海も以外に狭い?


図書館では他に、応仁の乱がらみで西軍中心人物だった山名宗全と、伯耆国守護を務めた山名氏の関係をはっきりさせたかったので、「守護・戦国大名辞典」という本で調べたわけですが、同じ氏族なだけで直接の関係はないみたいです。

おかげで一気に「応仁の乱」の読書欲が減りました。

楡周平の「プラチナタウン」、時代を先取りしすぎてビックリ!

こんにちは、槙です。

今日はお隣の湯梨浜町をドライブした後、馬ノ山展望台にクルマを停めて読書してました。
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こんな感じに東郷池を見下ろすスポットで、しかも人がほとんどいないのでお気に入りの場所の一つです。

そして読んでいたのがタイトルにもある通り、楡周平著「プラチナタウン」です。


きっかけはこの前読んだ「日本列島創生論」で紹介されていたからです。


私にとって楡周平といえばパソコン通信を利用した麻薬密輸を取り扱った「Cの福音」が思い浮かびます。

その後、続く朝倉恭介シリーズを一通り読んだのですが、途中から主人公がありえないほど強くなってしまい興が冷めてしまいました。

その後、氏の作品は読んでなかったのですが、まさか地方創生がらみの本で紹介されるとは…
てっきりクライム小説でいくのかと思ってました。

それで15年ぶりくらいに楡小説を読んでみたのですが、これがビックリするくらいエンターテインメントな作品で、かつ現在の社会問題に取り組んだ意欲作でした。
調べると大泉洋主演でドラマ化もされているようです。

《あらすじ》
総合商社部長の山崎鉄郎は、一寸したつまずきから出世街道から外された上、150億もの負債を抱えて平成の大合併からも爪弾きされた故郷・緑原町の町長を引き受ける羽目に陥ってしまう。鉄郎のビジネススキルを当てにする故郷の人々。しかし、町長に就任してわかったことは、財政再建団体入りは不可避といえるような、想像以上にひどい現実だった。
そんな中でさえ、事態の厳しさが認識できない人々、相も変わらず私腹を肥やそうとする町議会のドンなど、鉄郎の前に田舎ゆえにまかり通る非常識が立ちはだかる。そんな困難に挫けず、鉄郎が採った目からウロコの財政再建策とは?一発逆転の大勝負ははたして成功するのか?
核家族というライフスタイルを造った八百万団塊世代の定年で本格化する「老人問題」、地方交付税や国県補助金の減額でますます強まる「地方の疲弊」、大型団地だけでなく都市部の私鉄沿線でも始まった「町の虫食い化」など、現代が抱えるビビッドな社会問題を、追いつめられた男・山崎鉄郎と周りに集まったユニークな人々が、様々な困難を乗り越え痛快に解決していく、著者の新境地を示す新社会派小説、ここに誕生!

(Amazonより)

この舞台となる緑原町、使う人がいないのにいろんな施設を作ってきた典型的なハコモノ行政として描かれています。そして入居も決まっていないのに工場誘致用に3万坪もの町有地を整地するありさま。もちろん誘致は成功せずその土地は塩漬けされたままです。

そして目からウロコの財政再建策というのが、その土地を元在籍していた商社に「巨大永住型老人介護施設」用として無償貸与するというものです。
巨大というだけあって提供部屋数は介護型、非介護型合わせて4,250室。対応する介護職含めた運営スタッフが690人というコンセプト。

土地を無償貸与するので、緑原町の主な税収アップは施設の固定資産税と、老人移住者のサービス利用や購入品の売り上げと介護スタッフの給料からの税収などになります。
介護職についても田舎だから安く生活できる、要介護者がまとまっているので効率よく介護ができ、報酬が上がりやすいなどのメリットがあるため、ずっと介護職を続けられるようになる。

などなど説得力のある内容でした。


でも何より驚いたのは、これが刊行されたのが9年も前だってことです!

連載開始は2006年11月号からとありますが、その前には取材期間だって必要だったでしょう。そう考えるとこのアイディアを思いついたのは、タイミングからしても夕張市の財政破綻がきっかけだったんでしょうね。

そしてそれと今もなお深刻な老人問題をうまく組み合わせた解決策を提示し、あまつさえエンターテインメント作品として仕上げる楡氏の手腕には脱帽です。

正直なところ、娯楽小説としては悪役がちょっと小物だったかな?
あとは移住してくる老人は基本的に都会で持ち家を持てるほどに成功した層がターゲットとなっているため、もともといる住人との摩擦みたいなものが描かれるとよりリアルで楽しめたと思います。

でも後者に関しては次作がすでに出版されているようなのでそちらを読んでみたいですね。

ちなみに日本創成会議が高齢者に地方移住を促した、いわゆる増田レポート第2弾が出たのがちょうど2年前です。
参考:東京圏の高齢者、地方移住を 創成会議が41地域提言

冬の読書強化期間終了!

こんにちは、槙です。

昨日読み終わった「グーグルに学ぶディープラーニング」を持ちまして、ひとまず読書三昧の日々を終え、セルフリノベーション作業を再開します!
早速今日は近くのホームセンターに顔を出し、自宅改修の構想を練りました。ちょっとだけだけど…

でもその前にせっかくなのでこの読書強化期間のことをまとめておきたいと思います。


まず一番にあげられるのが「限界費用ゼロ社会」ですね!
ほんとこの本との出会いは会社を辞めてセミリタイア生活に突入してから初めての衝撃でした!
参考:「限界費用ゼロ社会」を読んでスゴイ刺激を受けた!
参考:セミリタイア ≒ ベーシックインカム受給状態
参考:「限界費用ゼロ社会」の到来にポジションをとる


私の場合、もともと会社で居場所がなくなりその時点でそれなりの貯金もあったので「まぁ辞めちゃえば良いや」的な感じでスタートしたセミリタイア生活です。
一応それなりに計画立てて職業訓練校にも通い、かねてから希望していた地方移住もしたわけです。

しかしながら日本が直面する少子高齢化や増大する社会保障費、地方で深刻化する人手不足などなど、日本の将来は見通しが暗いと思わざるを得ませんでした。

その状態だったところへこの「限界費用ゼロ社会」ですよ!

この本自体、直面する課題に対しては何ら建設的な解決策を提示していないのですが、その課題群を乗り越えた先にある社会にしびれましたね〜


それでよりその未来像を確かにすべくいくつかの未来本(?)を読みました。



参考:セミリタイアは人生マルチステージ化における一形態か?






他にも人工知能については理系ゴコロをくすぐられるので入門書を中心に読みました。








参考:最近読んだ人工知能本とSiriの便利な使い方

あと「限界費用ゼロ社会」で言うところの協働型コモンズも気になったので関連すると思われる本を。







生産性に関する本なんかもいろいろ。









参考:各世代の特徴とその間に立ちはだかる壁




教養知識的な。









一般的な小説は二冊しか読んでなかった。





おまけ(#^.^#)



と今気づいたけど、冨山和彦氏の「有名企業からの脱出」はツイートせずにいきなりブログの記事にしてるんだな…
参考:有名企業からの脱出

やっぱり冨山氏が投げかけた「50代の価値観におもねるのか、それとも30代の若手に未来を託すのか、40代の判断が責任重大」というのが心に響いているらしい…

いろいろとね…

最近読んだ人工知能本とSiriの便利な使い方

こんにちは、槙です。



この冬の間に読んだ人工知能本は四冊になりました。



最初の一冊はどちらかと言えば人工知能に至るコンピュータ全般の歴史を解説した本で、続く二、三冊目が一般的な解説本。そして今日読んだ四冊目はGoogleでのディープラーニングの活用事例を紹介したものでした。

この中で一冊選ぶのなら今日読んだ「グーグルに学ぶディープラーニング」ですね。アレコレといろいろ解説することはせず、ディープラーニングの簡単な仕組みとそれをより理解するのに便利なサイト(下のURL)を紹介しています。
http://playground.tensorflow.org/
英語のサイトなのですがニューラルネットワークの階層を増やしたり、各層におけるニューロンの数を調整することでインプットデータに対して、コンピュータがどのように振る舞いながら学習していくのか視覚的にわかります。

他にもGoogleフォトで使われている顔認識などにもディープラーニングの力が使われている、などGoogleならではの視点で書かれているので、より人工知能を身近に感じることができました。

でも一番衝撃を受けたのはツイートにもあげた「Google翻訳」ですね!いつの間にこんな音声認識&自動翻訳技術がアップしてんだっ!?てな感じ。

どうも本によると2016年から自動翻訳技術にディープラーニングによる手法を取り入れた結果、従来の方式よりも55〜85%の翻訳間違いを減らすことに成功しているそうです。すげ〜

そして下にあげた4つの機能をAPIとして利用できるとのこと!

1.Vision API (画像認識→カテゴリーに分類)
2.Speech API (音声認識→テキスト出力)
3.Natural Language API (一般的なテキストから有用な情報を抽出あるいはまとめる)
4.Translate API (ある言語のテキストを任意の言語に翻訳)

うーむ、とりあえず私が思いつくのは市議会の議事録を作成するのに音声認識技術使えば良いんじゃないかな〜、そうすれば議会終わってすぐ公開できるようになるだろうし…


あとこれらの人工知能本を読んで改めてSiriを触ってみましたが「これは使える!」と思ったのが2点あったのでご紹介します。

まずはタイマー。
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これはタイマーの画面を開いたところです。今までは普通に、
ロック解除
→時計起動
→タイマー選択
→時間セット
→開始
とやっていたんです。

でもSiriだとすごく簡単なんですね。
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Siriを起動して「3分タイマー」と言うだけで開始までしてくれます。
私のはiPhone6なので「Hey, Siri」で起動させるのはできないにしても、ロック解除、そのまま長押しすればSiriが起動してくれるのですごい楽、一番良いのが3分と5分の切り替えにイラつかなくて済むことですね!

そしてもう一つは写真の表示。
例えば「お気に入りの写真を見せて」と言えば、
IMG_6882.jpg

このように写真で“お気に入り”に登録した写真を抽出して表示してくれます。
IMG_6881.jpg

他にもGPS情報が埋め込まれている写真なら「沖縄で撮った写真を見せて」などと言えば表示してくれます。

私の場合、公民館に貼られていた世帯名入りの地図の写真に“地図”とタグをつけているので「地図の写真を見せて」と言えばすぐに表示してくれるようになったのはかなり良い感じです。

でも全部が全部、うまくタグ付けした画像を表示してくれるわけではない様子…
なんでだろ?


それはさておき未来は思っていた以上に身近にあったようです。
ウィリアム・ギブスンじゃないけど「未来はすでに訪れている。ただしあらゆる場に等しく訪れているわけではない。」ですね(^^)
プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住してセルフリノベーションで民泊準備中。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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