ショック!「カラマーゾフの兄弟」は未完だった - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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ショック!「カラマーゾフの兄弟」は未完だった

こんにちは、槙です。

ブログの更新をサボりつつ、図書館に入り浸って読んでいた「カラマーゾフの兄弟」、ようやく読み終わりました。













読み始めたのが8月15日ですから、ちょうど半月かかったわけです。

4巻までの感想は「複数の印象を抱かせる本だ」というところです。

例えば2巻では、神はいるのか?といった信仰面での話が色濃いです。
一方、3巻はものすごくギャップを感じさせる話です。最初の章で信仰に迷いがでた主人公アレクセイ(三男)がもう一度神を信じるようになる魅力的なエピソードからの、次章、長兄ドミートリーのおよそ考えなしの行動の描写には面食らいました。
そして4巻では次兄イワンが下男スメルジャコフを問い詰めた結果、知る真実は思いがけないもので読者にも強く響いてきます。その後のクライマックスではまさしく法廷劇が繰り広げられ、検事と弁護士、それぞれ最後の弁舌に読者の意見も振り回されます。

でも4巻では違和感を感じるところもあります。唐突に出てくる少年キャラたち。1巻では主人公にラブレターを送る少女でのちに婚約者となるも、4巻時点では同じ少女が婚約解消しており性格も豹変している点など。


そして5巻を読み始めてみてびっくり。なんとエピローグはたったの60ページで、残りはドストエフスキーの生涯と、訳者の解題(←書物の解説のこと、始めて知った)に当てられているのです。
そしてそのエピローグでも兄弟たちの行く末は何も描かれておらず、次兄イワンに至っては登場シーンすらありません!

で、解題を読んで知ったのですが、カラマーゾフの兄弟には13年後を舞台にする第二の小説が予定されていた、と。
そして4巻の違和感はそのための仕込みだったため、と。
だから兄弟たちの行く末も特に描かれてなかったんだな、と。

解題にはそのプロットらしきものが説明されています。「カラマーゾフの兄弟」のテーマは「父殺し」でしたが、次回作は「皇帝の暗殺」になるとのこと。

おもしろそーじゃないのっ!

でも作者であるドストエフスキーがすでにいないことはすでに明白です。
だからこのお話を読むことは不可能なのです・゚・(つД`)・゚・

享年59歳で突如この世を去ったドストエフスキー、1881年のロシア人はその死を嘆いたことでしょう。そして次回作が永久に読めなくなってしまったことにも…
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槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住してセルフリノベーションで民泊準備中。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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