2018年10月03日 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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町おこし本、残りの3冊の感想とまとめ

こんにちは、槙です。

昨日の続きです。
参考:外国人が熱狂するクールな田舎の作り方




これはカーリルのトップ画面に出てきたので興味を持って借りた本です。

いわゆる「リノベーションまちづくり」の流れを実体験に基づいて述べられています。昨年鳥取大学の公開授業で話を聞いた油津商店街も同じ部類に入ろうかと思います。



ただ個人的にはこの方向性に持続性があるのか?とちょっぴり疑念を持ってるんですよね〜
10年スパンでは良いにせよ、そのあとも持続的にお金を稼ぐことができるのか?というところがまだまだ見えてこない感じ。

前記事の飛騨エリアはインバウンド客を取り込んで稼ぎに変えており、持続性が期待できますが、リノベーションまちづくりの手法でそこまで期待できるのか微妙です。
この本の中でインバウンド客についての記述があまりなかったせいで余計にそう思うのかも…

何にせよ「リノベーションまちづくり」は現在進行形というところでしょう。








最初、この本の表紙を見たときは「売る気ないのか!?」と思っちゃいました(^^)


でもこの本が読みものとしては一番面白かったかも。
表紙に写っている観光カリスマ後藤哲也さんの生涯が記されているわけですので… 

ちなみに本が出版された2005年時点で73歳、調べたら今年の1月にお亡くなりになったそうです。合掌。

徹底的に景観にこだわった温泉街を作り出し、日本一の人気を誇る黒川温泉。
黒川温泉の魅力は何かと言うと「日本のふるさと」の雰囲気を思いっきり味わえること。

           (本文より)

黒川の嫌われ者だった著者が、50代半ばになってから温泉組合の理事になって改革に取り組み、黒川温泉全体に雑木を植える活動に取り組むわけなんですが、この計画自体には組合内で賛否両論あったらしいです。

それでも強行できたのは「自治体からの緑化推進の助成金が出たから」というのは、テレビで見たとき「よくこんなことできたな〜」と思った私に取って、ある意味予想外の答えでした。

しかし2年やっても目立った効果はなく、組合内でも反対の意見が大きくなってきたそうで、これまで賛成してきた一部のものもやめようと言い出すほどだったとか…

それでも3年目の植樹も強行!
その結果、ようやくお客さんからの驚きの声が聞こえてくるようになり、反対する声も小さくなっていったそうです。

著者である後藤さん曰く、この時が一番辛かったそうです。

結果が伴わず、味方からも止めようと進言される状態。
それでも周りの声に惑わされることなく、植樹を強行できたのは助成金だけでなく、後藤さんの確たる信念があったから。

その信念というものは、「温泉客は癒しを求めている。人は自然に包まれている時に癒される。だから温泉全体を雑木で包み込み、山奥の温泉郷といった雰囲気を作り出せば、黒川温泉はオンリーワンになれる!」みたいな感じ…

後藤さんは温泉宿や露天風呂などの安らぎの空間づくりに絶対の自信を持っているんですが、それは各地の観光地や温泉を巡り独学で身につけたもの。
どうやら天才肌だったみたいです。






町家の内部、店先よりも奥の生活空間を見てもらうことから始まった活動。
「みんな」でやらず、賛同してくれる人たちで始めるなど、よその場所でも実施できそうなヒントがいっぱいある。

前記事の山田拓さんなんかはマンパワーで押し切った事例だけど、こちらはそれに比べて全然ハードル低い。

だから「これなら自分たちでも出来そう」と思えてくる。そういった意味でも倉吉ひなビタ♪応援団のメンバーに薦めるならこの本。
ただ、この本、倉吉市立図書館には入ってないんですけどね(笑)

最後の方に書かれていて印象的だった箇所。

「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ」の呪縛から抜け出るべし
この言葉の最大の弊害は、この言葉が「言いわけ」にすりかわってしまっていることである。この言葉を都合よく使って、町おこしを「他人事」にしてしまっていることである。


なるほど〜、結構ありがちな気がします。




さて、似たようなテーマで一気に4冊を読んだわけですが、そのうち3冊で景観の重要性を述べていました。

里山の原風景(飛騨)、
日本のふるさと(黒川温泉)、
歴史ある城下町(村上市)。

私、前にこの本を読んで以来、地方の生き残る道はインバウンド観光なんだろうな〜と思ってます。


なので地方が生き残るには日本独特な景観の維持が必須かと…
とりあえず山陰地方で言えば石州瓦の家屋です!

ちなみに我が倉吉では「レトロ&クール」を標榜しているのですが、それらの相乗効果を出すにはけっこうなチャレンジが必要だと思われます。


せっかくなので観光がらみで以前書いた記事を貼っておきます。
参考:倉吉まちづくりはこのコンセプトでどうだろう?
参考:倉吉観光に必要なもの、それは観光客の属性に合わせた的確なガイド
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プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住してセルフリノベーションで民泊準備中。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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