ここ最近の職業訓練(終)
こんにちは、槙です。
そういえば秋以降の訓練内容については放置していました。
訓練校は卒業してしまいましたが最後にご紹介しようと思います。
1.木工実習
技能検定3級用の練習。
訓練生の中で建築大工3級の技能検定を受ける方がいたのでその実技試験の練習です。試験本番はこれを3時間以内に作ります。
私も最初は受けようかと思ったんですが、受検料が2万円近くかかるので止めました。
1/10木造住宅模型。
4〜5人/班で班分けをし、その中の一人の家を図面から書き起こして模型を作ります。
かなり長い時間をかけて製作してましたね。
うちの班は皆で相談の結果、カットモデル風にしてしまいました(^-^)/
模型の柱、梁などは本物に比べるとかなり太くなっているので、柱を図面通り立ててしまうと奥の方が見えなくなってしまうんですよね。
そこでカットモデル風にして建材を減らし、奥まで見通せるようにしました。
加工の手間も激減して大成功(?)でした。
その結果、他班に比べてかなり早く終わってしまったのでこんな感じのミニチュア家具も作りました。
木工用ボンドだけでも結構くっつくものですね。
最後に修了試験代わりの踏み台?置き台?作り。
材料は前述の技能検定3級練習後の材料を再利用しています。
墨付けから加工完了までだいたい4時間で完成しました。う〜む、我ながらかなりレベルアップしたよなぁ。
2.造園実習
雨が降った日には皆で枝折戸(しおりど)の製作。
よく日本庭園なんかの出入り口にありますよね。
竹を必要な長さにカットするところからやったんですけど、すげー手間がかかってますよ、これ!
そういえば電動ドリルの下穴用にキリで穴開け加工してたら先が滑って親指に刺したっけ(;_;)
他にもタチシャリンバイの剪定をしたんだけど、写真を撮るのを忘れてしまった。
3.ガス溶接技能講習
秋の職業訓練でも紹介してましたが写真なしだったので改めて。座学2日、実習1日の技能講習です。
これも普通に講習を受けようとすると結構かかるんですね。1万円超?
我々は職業訓練なのでもちろん無料です。
こんな感じの場所で溶断、溶接の実習をしました。
薄い鋼板を3枚貼り合わせて三角錐を作る実習。
左が1回目、右が2回目。
最初はひどいもんでしたが、2回目はビードもそこそこきれいに出たんじゃないかなぁ?
4.玉掛け技能講習
冬休み突入の直前にやった座学2日、実習2日の技能講習。
実習はこんな感じの吹きっさらし状態だったので、次の日は体調崩したっけ…
5.コンクリート型枠実習
型枠業者の組合から入れ替わり立ち代わり人が来て、1週間フルに実習しました。トータルで1.5日の座学と3.5日の実技訓練です。
これまで木造建築についてはいろいろと学んで来ましたし、興味もあったのでいろいろと調べたりしていたんですが、コンクリートの型枠工事についてはまったく知識がありませんでした。
そんなわけでこの実習は結構面白かったですね。
これは型枠の元になるパーツ群です。これらも丸ノコとかを駆使してみんなで作りました。
そして組み立て。
コンクリートの型枠というものは、この後コンクリートを流し込んで固まったら取り外される運命なんですよねー
なのでどうしてもスピード勝負みたいな所があって、それはこの実習のスピード感にもあらわれていました。現役バリバリの人たちが講師として来ていたわけですしね。
これは今までヌルい実習に慣れきった身には本当堪えました orz
ハードだった………
でも一番「無いわぁ〜」と思ったのは型枠大工さんは組み立てたらそれで終わり、な所ですね。
組み立てた後にコンクリートを流し込むのも、コンクリートが固まった後に型枠を解体するのも別の業者さんがやるそうです。
モノづくりのカタルシス的には、解体後に「ふ〜、うまくいったぜ ( ̄ー ̄)ニヤリ 」みたいな感覚を味わえないのはどうなんだろう?
だって連絡が来るのは不具合がある現場だけなんですよ?
6.塩ビ配管実習
上下水道の配管に使われる塩ビ管の実習です。2日間。
ガス配管とは違い、接着剤で材料を溶かした状態で圧着するわけですが、その場合グリグリとねじ込むようにすると良くないそうです。
ふむふむ、言われてみればそうですな。
7.クロス貼り実習
元々予定になかったのを「せっかく設備があるんだからやりたいっ!」と言ってやらせてもらった実習です、3日間やりました。
これはそれで使用した工具類。
そうかー、やっぱりプロは道具の使い方が違うんだな〜
とにかくカッターの刃をポキポキ折るのが重要です。
柄の合わせ方も教わりました。
最初はうまくいかなかったけど何回かやってたらわかって、きたかも…?
とりあえず実家のリビングの壁紙貼替えを頼まれてるのですごく勉強になりました。
実地訓練における専門家の言葉は本当、自信に繋がりますねー
ネットでいくら調べてもこれは得られないから…
おまけ
型枠実習の端材で作った椅子。
個人的な修了作品の意味合いで製作してみた。
加工の基本はこんな切り欠きです。
CADで図面を描いて角度もきちんと出してるんですよ。
もちろんいきなり作ったわけではなくて、こんな感じの習作を作った後に「お、いけそうやん!」と思ったからですが。
ちなみに切断加工はすべて手鋸とノミで行っています。
たいしたもんでしょ(`ー´)ドヤァ
そういえば秋以降の訓練内容については放置していました。
訓練校は卒業してしまいましたが最後にご紹介しようと思います。
1.木工実習
技能検定3級用の練習。
訓練生の中で建築大工3級の技能検定を受ける方がいたのでその実技試験の練習です。試験本番はこれを3時間以内に作ります。
私も最初は受けようかと思ったんですが、受検料が2万円近くかかるので止めました。
1/10木造住宅模型。
4〜5人/班で班分けをし、その中の一人の家を図面から書き起こして模型を作ります。
かなり長い時間をかけて製作してましたね。
うちの班は皆で相談の結果、カットモデル風にしてしまいました(^-^)/
模型の柱、梁などは本物に比べるとかなり太くなっているので、柱を図面通り立ててしまうと奥の方が見えなくなってしまうんですよね。
そこでカットモデル風にして建材を減らし、奥まで見通せるようにしました。
加工の手間も激減して大成功(?)でした。
その結果、他班に比べてかなり早く終わってしまったのでこんな感じのミニチュア家具も作りました。
木工用ボンドだけでも結構くっつくものですね。
最後に修了試験代わりの踏み台?置き台?作り。
材料は前述の技能検定3級練習後の材料を再利用しています。
墨付けから加工完了までだいたい4時間で完成しました。う〜む、我ながらかなりレベルアップしたよなぁ。
2.造園実習
雨が降った日には皆で枝折戸(しおりど)の製作。
よく日本庭園なんかの出入り口にありますよね。
竹を必要な長さにカットするところからやったんですけど、すげー手間がかかってますよ、これ!
そういえば電動ドリルの下穴用にキリで穴開け加工してたら先が滑って親指に刺したっけ(;_;)
他にもタチシャリンバイの剪定をしたんだけど、写真を撮るのを忘れてしまった。
3.ガス溶接技能講習
秋の職業訓練でも紹介してましたが写真なしだったので改めて。座学2日、実習1日の技能講習です。
これも普通に講習を受けようとすると結構かかるんですね。1万円超?
我々は職業訓練なのでもちろん無料です。
こんな感じの場所で溶断、溶接の実習をしました。
薄い鋼板を3枚貼り合わせて三角錐を作る実習。
左が1回目、右が2回目。
最初はひどいもんでしたが、2回目はビードもそこそこきれいに出たんじゃないかなぁ?
4.玉掛け技能講習
冬休み突入の直前にやった座学2日、実習2日の技能講習。
実習はこんな感じの吹きっさらし状態だったので、次の日は体調崩したっけ…
5.コンクリート型枠実習
型枠業者の組合から入れ替わり立ち代わり人が来て、1週間フルに実習しました。トータルで1.5日の座学と3.5日の実技訓練です。
これまで木造建築についてはいろいろと学んで来ましたし、興味もあったのでいろいろと調べたりしていたんですが、コンクリートの型枠工事についてはまったく知識がありませんでした。
そんなわけでこの実習は結構面白かったですね。
これは型枠の元になるパーツ群です。これらも丸ノコとかを駆使してみんなで作りました。
そして組み立て。
コンクリートの型枠というものは、この後コンクリートを流し込んで固まったら取り外される運命なんですよねー
なのでどうしてもスピード勝負みたいな所があって、それはこの実習のスピード感にもあらわれていました。現役バリバリの人たちが講師として来ていたわけですしね。
これは今までヌルい実習に慣れきった身には本当堪えました orz
ハードだった………
でも一番「無いわぁ〜」と思ったのは型枠大工さんは組み立てたらそれで終わり、な所ですね。
組み立てた後にコンクリートを流し込むのも、コンクリートが固まった後に型枠を解体するのも別の業者さんがやるそうです。
モノづくりのカタルシス的には、解体後に「ふ〜、うまくいったぜ ( ̄ー ̄)ニヤリ 」みたいな感覚を味わえないのはどうなんだろう?
だって連絡が来るのは不具合がある現場だけなんですよ?
6.塩ビ配管実習
上下水道の配管に使われる塩ビ管の実習です。2日間。
ガス配管とは違い、接着剤で材料を溶かした状態で圧着するわけですが、その場合グリグリとねじ込むようにすると良くないそうです。
ふむふむ、言われてみればそうですな。
7.クロス貼り実習
元々予定になかったのを「せっかく設備があるんだからやりたいっ!」と言ってやらせてもらった実習です、3日間やりました。
これはそれで使用した工具類。
そうかー、やっぱりプロは道具の使い方が違うんだな〜
とにかくカッターの刃をポキポキ折るのが重要です。
柄の合わせ方も教わりました。
最初はうまくいかなかったけど何回かやってたらわかって、きたかも…?
とりあえず実家のリビングの壁紙貼替えを頼まれてるのですごく勉強になりました。
実地訓練における専門家の言葉は本当、自信に繋がりますねー
ネットでいくら調べてもこれは得られないから…
おまけ
型枠実習の端材で作った椅子。
個人的な修了作品の意味合いで製作してみた。
加工の基本はこんな切り欠きです。
CADで図面を描いて角度もきちんと出してるんですよ。
もちろんいきなり作ったわけではなくて、こんな感じの習作を作った後に「お、いけそうやん!」と思ったからですが。
ちなみに切断加工はすべて手鋸とノミで行っています。
たいしたもんでしょ(`ー´)ドヤァ
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