2017年09月18日 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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青谷上寺地遺跡がとても面白かった

こんにちは、槙です。

先日、鳥取市青谷にある青谷上寺地遺跡を見学してきました。


ツイートにあるように、その前日、道の駅 燕趙園でたまたま「スマホをかざして遺跡発見‼︎」というチラシを見つけたので、興味を惹かれたのです。

で、ろくに下調べもせず行ったわけですが、とても面白かったです。オススメ!

正直、史跡ですので万人が楽しめるものではありません。
しかしお金が少ないなりに工夫を凝らした展示や、ARアプリの開発など、「見学者に遺跡のすごさをわかってもらうぞ!楽しんでもらうぞ!」的な、攻めにいってる感じがありました。
なんというか鳥取の身の丈にあった良い展示施設であり、良い観光スポットだと思います。

ま、実際のところ、この遺跡が私自身の常識を覆してくれたため、評価も上方修正されていますが…

さて、その常識というのは何か?
ズバリ「木材は乾燥状態にしておかないとすぐに腐る」ということです。

建物に使っている建材は、きちっと防水しないと、シロアリなんかにやられてすぐにグズグズになってしまいますよね。
であれば、湿気った土中にあった木材なんて、数年経てば腐って土に還るもんだと思うじゃないですか!

ところがこの青谷上寺地遺跡では、弥生時代に使われていた建築材料や木製品が大量に出土したそうです。その数なんと7,000点以上!
そして木材だけにとどまらず、なんと弥生人の脳みそも、その一部が腐らずにそのまま残っていたそうです!

そんなわけで、この青谷上寺地遺跡は「弥生時代のタイムカプセル」とも呼ばれてるとか…
(このブログ書くのにいろいろとググりながら書いてるんですが、他にもそう呼ばれている遺跡があるみたいです)


自分のことはそれくらいにして、遺跡のことをもうちょっと詳しく説明しましょう。

まずは青谷上寺地遺跡展示館。

正直、プレハブに毛が生えた程度の安っぽい建物です。展示エリアもたいして広くありません。
IMG_9558.jpg
天井近くに窓に貼ってあったプチプチがまた貧乏くさいというか
いえ、少しでも冷房効果を高めようという、職員さんの涙ぐましい努力なんでしょうね。

でも展示内容はとてもわかりやすく工夫されていたと思います。
農業、漁猟、祭祀、建築技術など、それぞれのテーマにそって厳選された展示品とわかりやすいパネルが設置されていました。
IMG_9559.jpg
このパネルも興味深く見させてもらいました。

IMG_9560.jpg
職業訓練時代を彷彿とさせるパネルです。出土した建築材料から当時の建築技術がわかったそうです。

IMG_9564.jpg
これなんか、狙ってやってるんじゃないだろうか?「入れるなよ!絶対に入れるなよ!」的な。

IMG_9566.jpg
頭蓋骨から復元した弥生人の顔です、PCに表示されてました。どうやらこの遺跡の住人はもともと渡来人らしいそうで、渡来系弥生人と呼ぶそうです。

具体的な展示内容はこちらをどうぞ。
常設展|青谷上寺地遺跡展示館


実際の発掘現場は、この展示館から結構距離があります。約1キロ。
自分はてくてく歩いて行きましたが、駐車場もあるみたいなので、車で行った方がいいでしょうね。
IMG_9578.jpg
国道、県道工事にともなって発掘工事が続けられ、今は県道脇の場所を発掘しています。

IMG_9570.jpg
それがここ。たくさんの人が発掘作業をしていました。


実はこの2箇所以外にも見学場所があります。それが青谷町総合支所の2階。


平日の昼間しか見学できませんが、ここでは主に木製品を保管・展示しています。
なおここは勝手に見ることはできません。専門の方が説明しながら見る形になります。

IMG_9581.jpg
今でも全然使えそうな匙です。実際に持つこともできました。

IMG_9580.jpg
縄なんかも残っていました。

IMG_9583.jpg
こちらは椅子。左右に置いてある脚を座面に開いた切り込みに入れて使っていたようです。

IMG_9584.jpg
遺跡から出土した最長の柱です。7m24cmあるそうです。
残念ながら保存処置を行う際に、いくつかに分割されてますが、そういった裏話も聞けて大変勉強になります。


最後に見学のきっかけになったARアプリについて。

正直「とりあえず作ってみました」感は否めません。パンフレットを読むと「本アプリの制作にあたっては、朝日新聞文化財団及び文化庁の助成/補助を受けました。」とありますので、なんかいろいろと事情がありそう…

肝心のARはこんな感じ。
IMG_9563_20170918214958669.jpg
アプリを起動して、マーカーを読み込むと、
IMG_9562_20170918214959ffd.jpg
こんな風にスマホ上に実際の発掘品の写真が表示されます。

屋外でも、
IMG_9572.jpg
こんな風にマーカーが置いてあるので、同じように読み込ませると、
IMG_9571.jpg
こんな感じ、なんですが、正直何がなんだかよくわかりませんでした。

マーカーにはAR以外に、出土品をコレクションするマーカーと、動画を再生するマーカーがありますが、出土品は12種類しかない上、説明もこの通り。
IMG_9636.jpg
なんの面白みもありません。

ただ動画はちょっと面白かったかも。動画の内容というよりは、撮影場所と視聴場所が同じことによる、一体感の醸成というか…
具体的にはカメラをパンさせた動画を見た時、自分もその方向を向けば画面内と同じ風景を見ることができる、という感覚?

あと、動画が良い意味で素人っぽくて良かった。安易にお金を使わず、自分たちでできることは自分たちでやる!というのは、なんか応援したくなるものです。

ということで、このアプリについて、いろいろと思うところを書き出しておこう。

1.ARよりもVRモデル構築
 正直、個々の発掘品をARで見せられてもよくわかりません。それよりもむしろ遺跡全体の3Dモデルを構築し、それをVR的に見せてくれた方が面白い。

2.出土品コレクションは全国ネットで
 12種類はいかにも少ない。縄文の女神とか、他にも有名な出土品がコレクションできるのであれば、そこを訪れるきっかけになる。

3.動画はデータ通信量が気になった
 現地で見る動画は面白いんだが、スマホだと通信量が多くなるんじゃ?と心配になった。


ふぅ、思ってた以上に長い記事になってしまったな…
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プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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