2018年10月 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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外国人が熱狂するクールな田舎の作り方

こんにちは、槙です。

ここ最近、立て続けに町おこし系の本を読んでみましたので、その感想なんかを…


まずはコレ



この10日ほどで4冊読んだわけですが、この著者である山田拓さんが一番最先端を行っている感じがしました。

この方、大学院を卒業後、外資系のコンサルタント会社に入社し、そのままアメリカでそのキャリアをスタートさせます。
その後、1回の転職をするも、もっと海外を体験したいと30歳を前に退職し、奥さんと一緒に1年半にも及ぶバックパッカーの旅に出ます。

で、すごいのがただ旅するだけじゃなく、自ら企画を売り込んでいくつかの企業にこの旅のスポンサーになってもらってるんですね。そして自分たちは旅先からブログを更新すると…
この辺りからちょっと常人とは違うセンスを感じます。

そして旅の中で、日本の歴史と文化の豊かさに気づき、そういった文化と身近な生活を送っている地方部への移住を決意します。

そして縁あって岐阜県の飛騨市古川地区に移住。
インバウンド狙いの飛騨里山サイクリング事業の立ち上げ、里山の風景に欠かせない古民家の調査・維持活動などを行い、いまではそれらの事業・活動が評価され、首相官邸で行われる観光戦略の会議に招かれるほどになっています。


でもその一方、飛騨に来た最初の頃は大変な目にあったみたいです。

この山田さん、移住当初は新しく発足した飛騨市観光協会の戦略アドバイザーに就任することになったんですが、移住するにあたり住居は賃貸を希望していたのに「就任したいんだったら、購入しろ!それも通常の価格の倍で!」的な、訳のわからない田舎の論理に直面したり(そのまま受け入れて購入)、戦略アドバイザーとしてバリバリ働いていたら、市長の交代によりこれまでの成果を否定され、それから1年後、わずか3年でアドバイザーとしての職を辞することになったのです。

でもこの人がすごいのは、これにへこたれることなく、
「小さなコミュニティにおいて、時には正しさや合理性より好き嫌いが意思決定を左右したり、自身の意思よりも地域の関係性が重要視されたりすることもあるといった、地方社会の現実を深く深く理解する機会となりました。」
とこの経験を前向きに捉えて、引き続き飛騨の観光に携わったことです。

普通こんな経験したら幻滅して都会に戻りそうなもんですけどね〜
まぁこれには家を高値で購入させられたから、戻ることもできなかったという事情が影響していたのかもしれませんが…


その後、前述の飛騨古川の里山風景をサイクリングで回るガイドツアー事業を立ち上げるんですが、この立ち上げには行政機関の支援策、要するに補助金を活用してました。ところが3年目で使えそうな補助金がなくなってしまったそうです。

そこで給料が下がっても働いてくれる意志があるかどうか、当時のキーマンだったスタッフ二人と率直に話し合ったみたいです。その結果、事業継続となったわけですが、このとき一人でも降りていたら、事業は続いていなかったとはなかなかの驚きでした。

これほど優秀な方が実践してもこの状況なんですから、地方で事業をゼロから作り上げるというのは本当に大変なんですねぇ、この時点でも飛騨里山サイクリングはいろいろと評価はされていたんですが…
ちなみに事業継続のための資金を借りるために地元の地銀に相談したそうですが、うまくいくはずないと言うばかりで全然お金を貸してくれなかったそうです…(苦笑)


あとこの本読むと、つくづく飛騨エリアのポテンシャルの高さに驚きます。ミシュラン3つ星の高山に、世界遺産の白川郷。他にも日本3名湯の一つである下呂温泉もこのエリアに入ってくるとか。

山田さんはこの飛騨エリア全体に活動の場を拡げており「企業経営の手法を地域経営に」活かして様々な施策に取り組んでいるとのこと。
今後の飛騨エリアの動向が気になるところです。
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町おこし本、残りの3冊の感想とまとめ

こんにちは、槙です。

昨日の続きです。
参考:外国人が熱狂するクールな田舎の作り方




これはカーリルのトップ画面に出てきたので興味を持って借りた本です。

いわゆる「リノベーションまちづくり」の流れを実体験に基づいて述べられています。昨年鳥取大学の公開授業で話を聞いた油津商店街も同じ部類に入ろうかと思います。



ただ個人的にはこの方向性に持続性があるのか?とちょっぴり疑念を持ってるんですよね〜
10年スパンでは良いにせよ、そのあとも持続的にお金を稼ぐことができるのか?というところがまだまだ見えてこない感じ。

前記事の飛騨エリアはインバウンド客を取り込んで稼ぎに変えており、持続性が期待できますが、リノベーションまちづくりの手法でそこまで期待できるのか微妙です。
この本の中でインバウンド客についての記述があまりなかったせいで余計にそう思うのかも…

何にせよ「リノベーションまちづくり」は現在進行形というところでしょう。








最初、この本の表紙を見たときは「売る気ないのか!?」と思っちゃいました(^^)


でもこの本が読みものとしては一番面白かったかも。
表紙に写っている観光カリスマ後藤哲也さんの生涯が記されているわけですので… 

ちなみに本が出版された2005年時点で73歳、調べたら今年の1月にお亡くなりになったそうです。合掌。

徹底的に景観にこだわった温泉街を作り出し、日本一の人気を誇る黒川温泉。
黒川温泉の魅力は何かと言うと「日本のふるさと」の雰囲気を思いっきり味わえること。

           (本文より)

黒川の嫌われ者だった著者が、50代半ばになってから温泉組合の理事になって改革に取り組み、黒川温泉全体に雑木を植える活動に取り組むわけなんですが、この計画自体には組合内で賛否両論あったらしいです。

それでも強行できたのは「自治体からの緑化推進の助成金が出たから」というのは、テレビで見たとき「よくこんなことできたな〜」と思った私に取って、ある意味予想外の答えでした。

しかし2年やっても目立った効果はなく、組合内でも反対の意見が大きくなってきたそうで、これまで賛成してきた一部のものもやめようと言い出すほどだったとか…

それでも3年目の植樹も強行!
その結果、ようやくお客さんからの驚きの声が聞こえてくるようになり、反対する声も小さくなっていったそうです。

著者である後藤さん曰く、この時が一番辛かったそうです。

結果が伴わず、味方からも止めようと進言される状態。
それでも周りの声に惑わされることなく、植樹を強行できたのは助成金だけでなく、後藤さんの確たる信念があったから。

その信念というものは、「温泉客は癒しを求めている。人は自然に包まれている時に癒される。だから温泉全体を雑木で包み込み、山奥の温泉郷といった雰囲気を作り出せば、黒川温泉はオンリーワンになれる!」みたいな感じ…

後藤さんは温泉宿や露天風呂などの安らぎの空間づくりに絶対の自信を持っているんですが、それは各地の観光地や温泉を巡り独学で身につけたもの。
どうやら天才肌だったみたいです。






町家の内部、店先よりも奥の生活空間を見てもらうことから始まった活動。
「みんな」でやらず、賛同してくれる人たちで始めるなど、よその場所でも実施できそうなヒントがいっぱいある。

前記事の山田拓さんなんかはマンパワーで押し切った事例だけど、こちらはそれに比べて全然ハードル低い。

だから「これなら自分たちでも出来そう」と思えてくる。そういった意味でも倉吉ひなビタ♪応援団のメンバーに薦めるならこの本。
ただ、この本、倉吉市立図書館には入ってないんですけどね(笑)

最後の方に書かれていて印象的だった箇所。

「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ」の呪縛から抜け出るべし
この言葉の最大の弊害は、この言葉が「言いわけ」にすりかわってしまっていることである。この言葉を都合よく使って、町おこしを「他人事」にしてしまっていることである。


なるほど〜、結構ありがちな気がします。




さて、似たようなテーマで一気に4冊を読んだわけですが、そのうち3冊で景観の重要性を述べていました。

里山の原風景(飛騨)、
日本のふるさと(黒川温泉)、
歴史ある城下町(村上市)。

私、前にこの本を読んで以来、地方の生き残る道はインバウンド観光なんだろうな〜と思ってます。


なので地方が生き残るには日本独特な景観の維持が必須かと…
とりあえず山陰地方で言えば石州瓦の家屋です!

ちなみに我が倉吉では「レトロ&クール」を標榜しているのですが、それらの相乗効果を出すにはけっこうなチャレンジが必要だと思われます。


せっかくなので観光がらみで以前書いた記事を貼っておきます。
参考:倉吉まちづくりはこのコンセプトでどうだろう?
参考:倉吉観光に必要なもの、それは観光客の属性に合わせた的確なガイド

父がポックリ急死した

こんにちは、槙です。
タイトルの通りなんですが、とにかく急なことで驚きました。

日曜日の朝6時半ごろに母からの電話で起こされ、告げられたのが「父が死んだ」こと。

話を聞くと、特に前兆もなく、前日の夕飯も普通に取って眠ったそうですが、朝には冷たくなっていたそうです。
享年83歳。死因は虚血性心疾患というものでした。

身体中あちこちガタは来ていましたが、とりあえず一人で移動、お風呂、トイレもできたので同居家族が介護で疲れ果てるということはありませんでした。
頭の方も耄碌はしていたものの、話が全く通じなくなるといったこともなく、ポックリ逝ったと言って良いでしょう。
実に理想的な死に方です。

ただ自宅で死んだ場合、事件性がないかどうかを警察が調べるため、結構バタバタしたみたいですね。
私はその頃、実家に戻る準備をしていた最中ですので詳しくは知りませんが…


基本的な手続きは両親と同居している兄がやりましたので、私自身がやることはそう多くありませんでした。
通夜、葬儀に親族として参列し、収骨に立ち会ったくらいです。


あとは重要だったのは遺産相続の打ち合わせですかね。

私はすでに実家を離れ鳥取に移住していますので、土地建物をもらっても仕方がありません。
「あとは兄に任せるのでよろしく〜」とばかりに考えていたのですが、想定外の株式資産があったので手続きがてらそちらの資産を相続することにしました。


高校卒業と同時に実家を出て、ずっと年に1〜2度帰るくらいの距離感だったので、父が死んだと言っても特に心揺さぶられることもありません。
前から思ってたことだけど、私って情が薄いんだろうな…

視聴するアニメがめっきり減った

こんにちは、槙です。

いよいよ自分にもその時が来たのかなぁ、という感じではあるんですが、実際前期のクールで最後まで視聴したのってこの6作品。
・はたらく細胞
・オーバーロードⅢ
・邪神ちゃんドロップキック
・あそびあそばせ
・異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
・ヤマノススメ

で視聴中というか、中断中?がこの3作品。
・プラネット・ウィズ
・ハイスコアガール
・アンゴルモア元寇合戦記

プラネット・ウィズとハイスコアガールは最後まで見ると思うけど、アンゴルモアは微妙…

そうそう2クール作品も入れるとこれらも中断中。
・シュタインズ・ゲート ゼロ
・ペルソナ5


こうやって見ると面白いギャグ作品は継続しやすいですね。

逆にストーリーものはハードルが高くなった気がします。
最近はAmazonプライムなどで配信されることも多いので、評判になれば後からでもチェックできますしね。


ちなみにここ最近でダントツに面白かったのが、宇宙よりも遠い場所(通称よりもい)!
オリジナルストーリーで、それぞれ1話ごとに見どころポイントもあって、最後もきっちりしまって、TVアニメとしてはおよそ最高の出来だったと思います。何度も見返したくなるタイプの作品ですね。

メイドインアビスも良かったですね〜
キャラクターデザインは個性的なんですが、練り込まれた世界観と、それを表現する美術と音楽! それから最終回の演出が神がかってる! しばらくしたらまた視聴したい作品です。

今期もこのクラスがあると良いな〜

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足立美術館に行ってきた

こんにちは、槙です。

先日、ドライブがてら島根県安来市にある足立美術館に行ってきました。



足立美術館といえば、その日本庭園がアメリカの日本庭園雑誌で15年連続日本一に選ばれており、ミシュランでも星三つが付く山陰地方でも屈指の観光スポットです。

鳥取移住してから、そのうち行こうと思っていたのですが、足立美術館だけのために島根行くのも…、と思っているうちに2年以上経過してしまいました。

今回、絶好の紅葉ドライブ日和が予想されたので、いつもの大山周遊ドライブから途中でルートを変更し、足立美術館まで足を伸ばすことにしたのです。

そのため、いつもより早めの出発となったのですが、いきなりの霧には驚きました。




こんなこと初めてだったので、びっくりしました。

そんなこんなで、いつもの大山まきばみるくの里から西方向に山を下り、ドライブすること1時間弱で足立美術館に到着。

いきなり驚いたのがエントランスに植えられていた松!
IMG_4055.jpg
何がすごいって、葉っぱが完璧に手入れされてたんですよっ!

松の葉は扇型に上に開く感じがベストと職業訓練校で教わりました。つまり下向きに生えている葉はむしっちゃうんですが、これらの松ではそれが完璧にされてたんです。
当たり前と言えばそれまでなんですが、普段見かける松はひどいのが多かったもので…
写真ではそこまで判別できませんが、葉の空き加減からそこらへんを想像していただければ(^^)

そして入館料2,300円(高い!)を払って中へ。
まずは日本庭園を鑑賞することになります。

これは苔庭。
PA220039.jpg
斜めに植えられた松が空間に緊張感をもたらします。

後方の山を借景にした庭園。
PA220043.jpg
手前から奥まで統一感のある風景を楽しめます。

ちょっと寄った写真。
PA220045.jpg
松の木、一本一本が綺麗に剪定され、下にはゴミひとつ落ちていません。


でも、撮った写真を後から見返してて「これは良いな」と思えるのは、これらの写真。
PA220047.jpg
生の額絵と、

PA220052.jpg
生の掛軸。

結局、足立美術館の日本庭園って2次元的なんですよね〜
決められたルートから鑑賞するだけで、中にまで入り込んで行けませんから。

別にそれが悪いってわけじゃないんですが、個人的には3次元的な面白さを感じられる盆栽の方が好きです。
おそらく私がフィギュアファンであるのも、根っこは同じ気がします。
参考:東京旅行)美術館巡り(後編)

あと、平日なのにバスツアーの団体客が多くて、静かに鑑賞できなかったのも入り込めなかった一因かも…


日本庭園をすぎると、建物の中で横山大観を中心とした日本画のコレクション展示なのですが、こちらは写真撮影不可だったので割愛。
強いて言うなら、日本画のツボってわかりにくってとこでしょうか? 「これは良いな」と思える作品もあれば、「なぜこれが評価されるのか?」と言うのもあるので…


そうそう、入館料が2,300円と言うのはすでに記述しましたが、実は2シーズンパスというものを6,000円で購入することができます。
つまり2年のうち、3回くれば元が取れるわけです。

米子に住んでたら買ったんだけどな…

鏡ヶ成で二つの山を登山した

こんにちは、槙です。

先日、天気が良かったので、鏡ヶ成(かがみがなる)高原で登山してきました。


ツイートに書いたように、登山というほどのものでもないんですが…

これが周辺図。
IMG_4073.jpg
レストハウス横の登山道から、まずは擬宝珠山(ぎぼしやま)を目指して登り、そこから尾根伝いに象山(ぞうやま)へと至るルートです。
鏡ヶ成自体の標高が約915mなので、だいたい200mくらいの標高差があります。

装備は、昨年投入堂を登拝するために買ったトレッキングシューズ、パタゴニアの自転車用ジャケットにTシャツ、ジーンズという、普段着に毛が生えた程度です。あとはリュックに水筒とカメラとタオルを突っ込んで持って行きました。

最初クルマから外に出た時は、寒っ!て感じで、正直失敗したかも?と思いましたが、実際に登り始めたら、すぐに汗をかいて体が熱くなり、一部の区間ではTシャツ一枚で歩いてましたね。

これは登り始めてちょっと行ったところから見た、烏ヶ山(からすがせん)と、
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象山。
PA250008.jpg
この日は平地ではすっきりと晴れてましたが、山の方は結構雲が出ていて、陽が差したり陰ったりというのを繰り返していました。
烏ヶ山にはずっと雲がかかっていたみたいですが…


だいたい登り始めて20分で、最初の目的地、擬宝珠山の山頂に到着しました。
この時点でけっこう息が切れてましたね(笑)
IMG_4081.jpg


山頂から南方面を見たところ。
PA250010.jpg
ちらっと見えているのが、蒜山大山スカイライン上にある鬼女台(きめんだい)展望休憩所です。

ちょっとだけ休憩して、象山を目指します。

こちらは右手に見えた山並み。
IMG_4085.jpg
キレイに色づいていました。

IMG_4088.jpg
この付近のブナはだいぶ葉が落ちているようでした。

しばらく行くと開けた場所から象山を望むことができました。
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ジグザグに登っていく登山道が見えます。

これは象山に登り始めてちょっと行ったところから、擬宝珠山を振り返った写真。
PA250017.jpg
この時点で1時間くらい経過しています。

先ほどジグザグに見えた登山道の階段。
IMG_4098.jpg
場所によってはけっこうな高さがあり、登るのがしんどかったです。



登り始めて1時間15分かかりました。

象山山頂から鏡ヶ成を見下ろした写真。
PA250019.jpg
レストハウス付近にだけ陽が差しています。

こちらはちょっと下り始めて撮った写真。
PA250024.jpg
この頃は全体的に陽が差してましたね。

下山してきた象山をパシャり。
PA250029.jpg
なんとなく象っぽい?

ぐるっと回ってだいたい2時間弱でした。



510円でお風呂に入り、疲れた筋肉をマッサージしたおかげか、翌日以降、筋肉痛になることはありませんでした! 素晴らしい!


普段、紅葉を楽しむのはもっぱらドライブでしたが、こうやってじっくりと向き合うのも良いもんですね。
プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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